宣伝をすればすべてのもの、ことで効果があると思うのはたぶん違う。ニッチなものやイベントは宣伝しても、おそらくは意味がない。
宣伝してうまくいくのはそのマーケットが広い場合だ。この場合は宣伝すれば、それがまだ顧客になっていないところに到達する可能性はある。しかし、ニッチなものは顧客自体の数が少ない。その顧客にその宣伝が到達する可能性はとても低い。なぜなら、宣伝とは顧客を選ぶ行為ではないからだ。
もし、そうしたニッチなもので宣伝をするとしたら、似たような状態のものやイベントで宣伝をいれるケース。youtubeなどもいいかもしれない。youtubeは見る人が選んで見るから同じようなものなら宣伝になる可能性はある。実際、関連動画で流れるケースは多数あるし、コラボでその存在を知るというのはとてもよくある。
タイムラインが流れてくるSNSだとちょっと違う。なぜなら、SNSは宣伝したい人たちが集まっているので、自分の宣伝はしても人の宣伝は見ていないわけだ。だから、基本はうまくいかない。
これはSNSが友達になる基準が様々だからだ。そのニッチなジャンルを目指して友達になっていることはない可能性の方が高い。とはいえ、友達を増やして友達だから、それを買う見る聴くなどはある可能性はあるが、それも最初だけかもしれない。
友達を増やすというのは当然限界は訪れるし、精神的にも増えた友達づきあいは割としんどいものだ。
市場になにかを投入するだけで、見る人は見るし、見ない人は見ない。だから、宣伝しなくてもたぶんいいのだ。
実際、自分の音楽ではSNSでの宣伝は原則的にやめた。やってもやらなくても変わらないからだ。