どうしようもない怒り


どうしようもない怒りというものは確実にある。本質は自分が原因でなくて、他人やら環境やらが原因で自分が不快に思ってしまうことだ。

しかし、これは自分にはコントロールしようがない。困ったことに。

だいたい共通の場でこういうことは起こる。隣接しているというところも、微妙に共通の場だろう。

交通事故で他人の車の操作ミスであったり、家族や隣人、同僚、上司との人間関係トラブルとかもそうだ。自分が原因の時もあればそうでないときもある。

ただ、ほとんどは人生全体で考えるとほんの些細なことだ。怒りで、原因を指摘しても改善される場合もあればされない場合もある。なんなら逆ギレされる場合もある。

いずれにしろ、そういうものは自分ではコントロール不可能だ。自分がコントロールできることは、その状態から離れることしかない。場所的にも時間的にも離れることしかできないのだ。こういう問題はつきあえばつきあうほど、こちらが損するだけである。これが結論だ。

どうしようもない怒りを感じた時は鎮静化するまで、待つしかない。そして、その波を増幅しないようにするしかない。怒りの波は水面の波のようにいずれはなくなる。けれど、それをさらに荒立たせると波はいっこうに静まらないのだ。