電気代を下げる


というので照明をLEDにしたり、新しい製品を買うってのはよく聞く話です。

けれど、ちょっと考えた方がいい。要は、そのコストが節約される電気代に見合うかどうかです。

LED照明に変えるというのは、ライトそのものを変えなければならない。電球をLED型にできるものはそれだけだが、シーリングライトや、埋め込み式の蛍光灯など(門灯等)は工事も必要となります。LED電球、照明はひところより安くなってきましたが、それでも電球からすると何倍もの値段がかかっています。

で、対電球だとLEDの消費電力は小さいですが、蛍光灯にくらべるとそれほどでもないというか、数十倍と2倍くらいの違いでしょう。

なので、電球を使用しているところはLEDに変えた方がいい。蛍光灯はこわれてからでもいいと単純に思います。

しかも、門灯灯は夜しかつけていないし、1灯ぐらいなので、たいした金額ではないです。

トイレ等は電球だったので切れた時点でLEDに変えましたが、これもこまめに使用する時以外は消せば電球でもそんなに電気代はかからない。

たとえば100倍コストがかかるといっても、0.001円が1円というようなことになるのです。

いったい新しく製品を導入するコストを安くなったとされる電気代で、どこで回収できるのかが問題です。

1年で回収できるのならそこそこ意味はありますが、10年で回収となるとこれは相当微妙です。なぜなら、だいたい10年で壊れるものは壊れるんです。

早い話が、導入コストとランニングコストどこで回収できるかです。

太陽光発電も、ソーラーパネルが何年しかもたないという話があったと思います。政府の補助金がつく場合は、元がとれたので導入するところは多かったですが、今は微妙なんじゃないですかね?

ああいう大掛かりなものは設置すると撤去費用なども最終的にはかかります。そこまで考えないといけないでしょう。